リベート、医師はなぜ親族の会社で契約を 問う記者に:朝日新聞

リベート、医師はなぜ親族の会社で契約を 問う記者に:朝日新聞


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有料記事 浦野直樹 沢伸也2020年11月24日 5時00分 【動画】医療機器会社が医師に売り上げの一部をキックバック 元をたどれば保険料や税金=撮影西田堅一  病院が特定の医療機器を購入するたびに、医師側がリベートを受け取る――。世界的医療機器メーカーの日本法人と医師とのゆがんだ関係が明らかになった。背景には何があったのか。複数の医師が朝日新聞の取材に答えた。


医療機器納入、医師側にリベート 20人超に計1億円 世界的な米系医療機器メーカー「グローバスメディカル」の日本法人が、同法人の機器を購入した病院の医師側に売り上げの10%前後を戻していたことが朝日新聞の取材でわかった。同法人の内部資料によると、その額は少なくとも昨年1年間で二十数人に総額1億円超。  「もらえるものはもらっておこうという程度の感覚だった」  


西日本の病院に勤務する医師の一人は、「グローバスメディカル」日本法人(東京都)からリベートを受け取った理由をこう明かす。国内外の学会に加入しており、学会に参加するための交通費や宿泊費のほか、書籍代などを捻出するための「お金がほしかった」という。  グローバス社の前身の会社の… この記事は有料記事です。残り992文字有料会員になると続きをお読みいただけます。


※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません この記事を書いた人 * 浦野直樹 ネットワーク報道本部次長 フォロー * 専門・関心分野 事件全般 * 沢伸也 編集委員|調査報道担当 フォロー * 専門・関心分野 埋もれている社会問題